必要なスキルとは
判断力とコミュニケーションスキル
介護リーダーに必要なスキルとしてまず挙げられるのは「判断力」です。現場をまとめるリーダーとして、冷静かつ公平な判断を下さなければならないためです。介護事故や利用者の急変など予測できない事態が起こった際に決して慌てずベストな対応をとるためには、冷静な視点で物事を見つめる力が必要です。
また、「コミュニケーションスキル」も重要です。スタッフ間の調整役として機能するためには、自分の意思を的確に相手に伝える力が必要です。チーム内にはコミュニケーションが上手くないスタッフもいるでしょう。そういった場合でも、しっかりフォローしながら育成や指導を行っていかなければなりません。また、常に批判的な言動をしていると周囲の士気が下がり、介護の質が低下してしまいます。相手がネガティブな発言をしても、こちらは明るく前向きな発言を心がけてください。業務が上手くいかなくて落ち込んでいるスタッフがいるなら、それを反省材料として次に活かし、引き続き頑張っていこうと思えるような声がけをしましょう。コミュニケーションをより円滑にするために大切なのは「報連相」の徹底です。まずは、自分自身が報連相を徹底できているかどうかを見つめ直してください。報告をしたつもりで実は忘れていたということがあれば、周囲からの信頼は薄れてしまいます。
リーダーシップと指導力
介護リーダーという名の通り、「リーダーシップ」が求められます。「統率力」と表現してもいいかもしれません。部下の意見を聞き、共感することを忘れずに職場全体が納得できるような提案をしましょう。ただ仕事を指示するだけでは相手は納得しません。その仕事の必要性を理解させ、目標を達成するためにはどう行動すべきかを示してください。そのためには、自分自身が何事にも諦めずに取り組む姿勢を見せなければなりません。
その上で、「指導力」を鍛えましょう。強制ではなくあくまで指導であることを念頭に置き、部下との距離を縮めていってください。
マネジメントスキル
職場全体が質の高い介護を提供するためには「マネジメントスキル」も求められます。スタッフが全員同じ方向を見ながら業務に取り組めるように、お互いに支え合える環境を作りましょう。「あの人はいつも楽な仕事をしている」「自分だけが忙しい」といった不満が出ないように常に現場を観察し、問題点がないかチェックしてください。もし問題があるようなら即座に改善策を考え、管理者に提案しましょう。そうすることで自ずと部下からの信頼は厚くなり、評価が上がります。
環境を変えたい人へ
転職でキャリアアップ
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